古美術永澤で目利き修行をはじめてはや1ヶ月。将来、古美術商として独り立ちするのが目標です。
今どき、修行は珍しいかもしれません。
ある日、TVを見ていたら評判のいいお蕎麦屋さんが紹介されていて、その店に取材で訪れたディレクターが蕎麦屋の親方に気に入られ蕎麦打ちの手ほどきを受け、弟子として修行をするというものでした。
手に職をつけるというけれど、古美術の目利きのスキルを身につけるのに教本などはありません。
あるのは、査定の際に見るべきポイントなどをまとめた大手リユース企業の研修資料くらいでしょう。
査定のノウハウを知ることはもちろん重要ですが、査定するだけならAIアプリを使えば誰でもできるようになると思います。
それよりも古美術品の買取に際して持ち主との会話や大きな買取機会を得るための嗅覚、買取人として作法などは、本物の目利きのもとで修業をしないと学べないものだと思います。
永澤が提供しているTV番組の「開運! なんでも鑑定団」は、骨董品が本物かどうかもわからない持ち主が、予想を超える鑑定結果に一喜一憂する様子がおもしろいし、古美術品の芸術的な魅力、収集する楽しさもわかります。自分は、骨董・美術品の買取ビジネスに大きな浪漫を感じて古美術商を目指しています。
幸いなことにご縁をいただき、古美術の業界では目利きとして有名な永澤さんで見習いをさせていただくことになりました。永澤さんも20代の頃に買取専門の親方のもとで修業をされたとのことですが、今どき、このような機会をいただきとても感謝しています。
古典芸能のように師匠の背中を見て学びとる世界ですが、さまざまな本物の名品の査定・買取りをつぶさに見て聞いて、目利きから多くのことを吸収したいと思います。
そして、自分の筋の良し悪しはわかりませんが、将来目利きとなれるよう日々現場でスキルを磨いていきたいと思います。
#目利きの永澤