故人の思い出の品を処分するのは気が引ける。遺品整理をスムーズに進めるポイントとは?

遺品買取・整理骨董品買取 2025.03.12

いざ遺品整理を始めてみてもなかなか進まない。つい故人との思い出に耽ってしまい手が止まってしまう、処分するものと残すものの分け方、骨董品や美術品が出てきたらどうすれば良いのか、本コラムでは、多くの方が直面する遺品整理のお悩みに対し、スムーズに進めるポイントをご紹介します。

意を決して始めた遺品整理。でも、どうしても手は止まりがちに

故人との別れの後に必要になる遺品整理。改めて故人と向き合うことになる遺品整理はなかなか手が付かないものです。特に思い出深いものや懐かしいエピソードのあるものを前にすると、喪失感がよみがえったり、「あのときはこんな言葉をかければ良かった」という後悔が湧いたりして、そのたびに手が止まります。遺品整理は家族や親族、親しい友人などと一緒に作業をすれば気が紛れ、一人で思い詰めることもなくなるようです。

想いが詰まった故人のコレクション、不要品として処分するのは抵抗がある

遺品整理の大変さは精神的な辛さだけではありません。まずほとんどの人が驚くのは量の多さです。物はしまわれている状態では少なく見えますが、いざ取り出してみるとすぐに足の踏み場もないほど山積みになります。しかも故人の想いや家族の思い出が詰まったようなものは、価値がないと思っても不要品として捨てるのは躊躇してしまいます。さらに、リサイクルできるものを分けたり、プライバシーに関わるものを分けたり配慮が必要になります。何をどのようにして片付けるのか、呆然としてしまうことも少なくありません。

一見、価値が低そうに見えても、遺品の中に掘り出し物が混じっていることも

特に処分に困るものの一つに、仏壇や位牌、さらに故人に送られた署名入りの贈答品などがあります。また、骨董品や美術品、民芸品、さらに故人が趣味で集めていたコレクションなども、その価値がわかりにくいだけに整理の方法に悩みます。また今の80代以上の高齢者は掛け軸など中国の古美術品などを持っていることが少なくありません。これも価値の見極めが難しいものです。とても値打ちがありそうに見えないものが、実は非常に価値の高いものであることもあります。骨董品や美術品が出てきたときは、ぜひ買取専門店に見てもらいましょう。物の価値を受け継ぎ、故人の想いも引き継ぐことができます。

多くの販路を持つ専門店は、骨董品・美術品を価値の分かる人に引き継いでくれる

遺品の買取を行っている専門店は、骨董品や美術品、さまざまなコレクションなどの価値を見極める目を持っています。真贋の鑑定はもちろん、市場でどれくらいの価格になるか査定も適正です。骨董品や美術品には定価があるわけではありません。ある程度の相場価格はありますが、それに価値を認める人が多ければ当然価格も上がります。そのため同じように遺品の買取を謳っていても「この品物を求める人がどこにどれだけいるか」ということを把握しているかいないかで査定価格が違ってきます。販路を豊富に持っていれば、価値がわかる人の手に確実に渡すことができるからです。

遺品買取は丁寧に見てくれる目利きのいる骨董品・美術品の専門店がおすすめ

遺品整理は大きく二つの事柄に分けて考えると取り組みやすくなります。一つはリサイクルを含む不要品の処分、もう一つは価値のあるものの売却です。あらかじめ価値のありそうなものは選び出し、価値があるかどうか迷うものも含めてまずは買取専門店の目利きに一通り見てもらうことが、後で後悔しない遺品整理につながります。価値があると思っていたものが一時期大量に出回った贋作の一つだったとか、古く、汚れも目立つのでとても価値はないと思っていたら、実は今改めて注目を集めている作家のものだったとか、目利きにに見てもらうことで見極めができます。

遺品買取と片付けが同時に進められれば遺品整理がスムーズに進む

不要品処理と価値のあるものの売却を分けて考えるといっても、骨董品・美術品に詳しい買取専門店と片付け専門の業者を別々に依頼するのは手間がかかります。古美術永澤なら目利きが遺品整理の現場に出張し、遺品を丁寧に査定して買い取ります。まだ整理ができていなくても、査定してほしいものをその場で示せば良く、また目利きは数々の遺品整理の現場経験から「よくこういう場所に大切なものがしまわれています」とアドバイスをすることもできます。さらに提携する整理業者の手で片付け作業を同時に進めることもできます。遺品整理がスムーズに進むだけでなく、買取で整理費用を抑えることにもつながります。

古美術永澤では、遺品整理や実家整理で出てきた骨董品・美術品の買取のご相談を多くいただいております。気になる品をスマートフォンで撮影して、LINEでお送りいただければおおよその査定金額をお知らせすることもできます。査定料は無料ですので、価値のありそうなもの、価値があるかどうか迷うものも含めどうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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担当

骨董買取コラム編集室

骨董目利き修行者

将来、古美術商になるため古美術永澤で修行中。愛読書は廣田不孤斎の歩いた道。