遺品整理で気をつけたいことは、買取を依頼したい価値のありそうな骨董品・美術品が出てきた時の依頼先選びです。整理業者が買取を引き受けてくれる場合もありますが、遺品整理を主としているため、適切な査定ができず買取価格が安くなることが多いのです。本コラムでは遺品買取で損をしないためのポイントをご紹介いたします。
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遺品整理で骨董品や美術品が出てきたらどうする?
実家を離れて長く都市部で暮らし、実家には高齢の親御さんが単身で暮らしているというご家族は少なくありません。急に施設に入ることになった、体調を崩して入院してしまった、ということも珍しくなく、子どもたちで実家の整理にのぞむことになります。その時、蔵や押入の天袋から価値のありそうな骨董品や美術品が出て来たという話もよく耳にします。
遺品整理業者に買取も託せば簡単ですが、安い買取になる場合も!
遺品整理では、整理や不要品の処分だけではなく、買取も整理業者に依頼するケースも多いと思います。遺品整理で出てきた骨董品や美術品も、整理業者に「売れるものなら買取してほしい」と依頼することができますし、それが手軽です。しかし、骨董品・美術品の場合は、遺品整理業者の買取ではなく、専門知識と実績が豊富で適正に査定できる骨董品買取店に依頼するのが得策です。そうすれば万が一にも価値のあるものを見過ごしたり整理業者の安い買取で損をすることもありません。
整理業者に骨董品・美術品の鑑定眼は期待できません
確かに遺品整理業者は「不要品は高価で買い取ります」と謳っていることが少なくありません。グループ会社にリユースなどの関連会社を持っているところもあります。しかし、その多くは家具や家電製品などが中心で、骨董品や美術品を扱うことはほとんどなく、専門知識もありません。いくらで売れるという判断ができないので、買取の提示価格も低いものにならざるを得ません。
時間に余裕を持って専門家に鑑定してもらう
遠方の実家整理の場合、いつまでに実家を明け渡さなければいけないとか、兄弟が集まれる日が限られていて時間がない、という場合が少なくありません。どうしても片付けが優先され、遺品を一つずつ丁寧にみる余裕がなくなってしまいます。そのためもしかしたら価値があるかもと思いながら、価値ある骨董品・美術品も不要品として仕分けしてしまう恐れがあります。できるだけ時間の余裕をみて、片付けとは別に骨董品や美術品だけを専門家に見てもらうことをお奨めします。
現場に来てもらう前に画像を送付して簡易査定を依頼することもできる
遺品買取のタイミングは遺品整理業者の作業前に依頼した方が、価値ある品を漏れなく適正な価格で査定してもらうことができます。また、遺品買取で得たお金で整理費用の負担を軽減できる点も遺品買取を先行させる大きなメリットです。骨董品買取店に出張査定を相談する際は、気になる品の画像をLINEやメールで送って、おおよその査定額を確認することもできますので、ぜひ利用しましょう。
遺品整理に慣れている骨董品買取店なら買取品のジャンルも幅広い
古美術永澤では、ベテランの目利きが遺品整理の現場へ出張し、掛け軸や絵画などの骨董品・美術品はもちろん、陶器、フィルムカメラ、時計、古銭、切手、着物・和装小物、火鉢などの古い家具等、幅広いジャンルの遺品を一括査定し、ご納得いただければその場で買取をします。確かな鑑定眼とともに、買取品のジャンルの幅の広さも依頼先選びの大切なポイントです。
遺品整理の現場へ目利きが出張し買取します。遺品の買取額によっては整理費用がお得に
古美術永澤の出張買取にうかがう目利きは、遺品整理の現場経験が豊富です。整理中の現場に出張し、価値あるものを探し出し査定・買取いたします。ぜひ遺品整理業者に依頼する前にご相談ください。遺品の買取額によっては整理費用がお得になります。
遺品整理で骨董品が出てきたけれど専門店が近くにない、実家が地方にあるので業者に依頼して一気に片付けたい、実家の解体や引っ越しのため急いで整理したいなど、遺品買取や整理でお悩みの方は、ぜひいちど古美術永澤へご相談ください。
担当
骨董買取コラム編集室
骨董目利き修行者
将来、古美術商になるため古美術永澤で修行中。愛読書は廣田不孤斎の歩いた道。