骨董品のオンライン査定と実店舗査定の違い

骨董品買取オンライン査定 2025.02.26

買取店ではすっかりお馴染みのLINE査定をはじめとするオンライン査定。本コラムでは、骨董品・美術品の買取先をお探しの方へ、オンライン査定と実店舗査定の違いやオンライン査定のメリット、注意すべき点などについて解説いたします。

増えてきたオンライン査定

「LINEで画像を送れば24時間以内に査定額をご連絡」――高級ブランドのバッグや腕時計、ジュエリーなどの買取店ではオンライン査定が増えています。もちろん、それだけでオンライン上の売買に進むというものではありません。正式な査定は現物を実際に見せなければ行われませんし、売買もその後のことですが、取りあえず目安となる金額だけでも知りたいという人には便利なシステムです。このオンライン査定は、骨董品・美術品の世界にも広がっています。

骨董品・美術品も画像によるオンライン査定が常識に

ブランド品同様に骨董品・美術品の買取店でも画像による無料査定サービスが増えています。その方法はブランド品などと同様に、スマートフォンで品物の写真を撮ってLINEやメールフォームから送るもの。写真を複数枚撮ったり、木箱がある場合はそれも撮影したり、わかっている範囲で来歴を記して一緒に送れば、より正確な査定ができると言われています。送った後、即日から数日で大体の金額がわかるのでありがたいサービスです。

画像だけでは査定の精度が上がらないケースも

しかし手軽な反面、画像査定は査定する側にとって価値が見極めにくいのも事実です。そのため、さまざまなアングルから画像を撮ったり、特に作品の特徴がよく示されている細部やサイン、落款、収めている箱などをアップで撮った写真を加えるようにすれば、査定の精度が上がります。ただし、仮に写真点数を増やしても、最終的な査定は画像だけではできませんので注意が必要です。現物を見てから正式な買取額が提示されます。

古いものほど実店舗などでの現物査定が必要に

骨董品や美術品は製作年代が古ければ古いほど希少価値がありますが、劣化具合は保存状態によって大きく変わります。正確な査定は目利きが実際に手に取って慎重に行わなければなりません。その点では比較的新しいものが多いブランド品のバッグなど以上に、実際のものを丁寧にみることが求められます。骨董品や美術品の古いものほど現物査定が必要となります。

専門店への査定依頼、敷居を下げるオンライン

あくまでも買取店選びの参考として、という気持ちを持って臨めばオンラインの画像査定は十分役に立ちます。そもそも骨董品や美術品の買取専門店への持ち込みは、誰にとっても敷居の高い感じがするものです。骨董品と縁のなかった方が、遺品整理でたまたま骨董品が出てきて売却を検討する場合など、それまで馴染みがなかった世界だけに、いきなりは問い合わせしにくいもの。そんな時に画像を送るだけのオンライン査定は気軽に利用できます。

本格的な査定を行う価値があるかどうか、判断材料にもなる

古美術永澤でも、LINEやメールでの無料オンライン査定を行っています。お気軽にお品物の来歴とともにお手元にある骨董品・美術品の画像を送りください。おおよその査定額を迅速にお伝えいたします。次に、本格的な査定を行う価値があるかどうかがわかるだけでも、大変役に立つものになります。また骨董品・美術品の査定がどのようなものかを感じ取っていただくこともできます。オンライン査定をきっかけに、古美術永澤を気軽に相談できる骨董品買取店として、知っていただければ幸いです。

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担当

骨董買取コラム編集室

骨董目利き修行者

将来、古美術商になるため古美術永澤で修行中。愛読書は廣田不孤斎の歩いた道。