山口蓬春の掛け軸です。
山口蓬春は北海道に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋学科に入学。
後に日本画科に転科し主席で卒業します。
大正15年第7回帝展に出品した「三熊野の那智の御山」では、帝展特選、帝国美術院賞を受賞するとともに宮内庁買い上げとなり、画壇への華々しいデビューを飾ります。
その後は、西洋画、古典大和絵、「蓬春モダニズム」、写実、新日本画と常に新しい日本画を想像し、昭和46年5月31日、77歳で生涯を閉じました。
今回の掛け軸は「宵」と題され、夕顔と茄子を大胆に配して迫力ある作品です。
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