小林一茶の掛け軸です。
「松蔭に 寝てくふ六十よ州かな」
松蔭(松平氏、すなわち徳川の世)は、六十余州(日本中)どこへ行っても寝て喰っていける平穏な国だという太平の世を称えた句です。
一茶三回忌に当たる文政12年(1829年)、一茶の門人らと弟仙六の尽力によって建立された初の句碑の句であり、膨大な一茶の俳句の中から、門人たちが様々な議論を交わし選んだ一句でもありました。
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