前田青邨の紅白梅図です。
前田青邨は梶田半古の画塾にて、古典文学を学びながら小林古径とともに有職故実や絵巻物の模写に励みます。
明治40年には靫彦らの紅児会に参加。院展を舞台に活躍し、巧みな構図と、鮮やかな色彩を活かした画風で名作を生み出しました。
お買取の作品は紅白梅を描いた図となっています。
大胆な枝ぶりを配しながらも、柔らかな曲線と墨の濃淡により大らかな印象となり、
桃色と白色の梅は初春の喜びをもって愛らしく金地に映える。
青邨独特の筆使いで見事に描きあげています。
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