胡鉄梅の掛け軸です。
胡鉄梅(こてつばい)は中国・清代の末期に活躍した画家です。
父は儒学者で画家の胡寅。文人趣味が漂う四君子など、花卉雑画を得意としました。
明治時代の名家書画一覧にも名を連ね、明治後期の日本南画壇にも影響を与えた画家です。
日本人女性と結婚後、明治初期に来日し、名古屋・神戸に居住したといわれます。日本では来日後に画名が高まり、梅画では王冶梅と並んで有名です。
お買取りの掛け軸は、天に向かって流線形に伸びる枝葉に、可憐な花々や果実が瑞々しく描かれており、伸びやかで清々しい作品です。
胡鉄梅をはじめ、中国の掛け軸は高評価が期待できます。
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