
月之輪涌泉 盆栽鉢
盆栽鉢作家・月之輪涌泉(つきのわ ゆうせん)の希少な鉢をお譲りいただきました。
月之輪涌泉は昭和中期から活動した盆栽鉢の作家で、その名は知る人ぞ知る存在。現在では入手困難な作品が多く、骨董市場でも高値で取引されることが増えています。
月之輪涌泉の鉢は、まさに「用の美」を極めた逸品。手のひらに乗るほどの大きさの小さな絵鉢を得意とし、染付や赤絵の絵付けが特徴です。柔らかな釉薬の色合いは、植物を引き立てると同時に、鉢そのものが一つの芸術作品として成立しています。中でも人気が高いのは、淡い青磁釉を基調にした長方鉢は数が少なく、蒐集家垂涎の的です。
今回お譲りいただいた作品は、月之輪涌泉らしいやさしく品のある表情が印象的でした。底部には「涌泉」の印銘がしっかりと確認でき、保存状態も良好です。
月之輪涌泉の盆栽鉢は、実用性と芸術性を兼ね備えた希少価値の高い骨董品です。
古美術永澤ではでは、こうした作家物の鉢や古鉢の買取を強化中です。ご自宅に眠っている盆栽鉢がございましたら、お気軽にご相談ください。専門の査定士が丁寧に査定いたします。
<関連記事>
関連買取実績
-
2025.04.18
-
金重陶陽の水滴をお譲りいただきました。 若くして備前を代表する「でこ師(細工師)」となった陶陽の技量が発揮された作品です。 備前には古くから備前焼を制作している六つの窯元・備前六姓があります。...
2023.03.29
-
宣徳年製の小鳥の餌入れをお譲りいただきました。 青花磁器は日本でいう染付です。 幡憧(どうばん:細長い箱型の仏具)型で入口はひょうたんの形になっています。
2022.10.26
-
2020.04.04