中山忠彦なかやま ただひこ

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    中山 忠彦(なかやま ただひこ、1935(昭和10)年3月20日-)は、昭和から平成時代に活躍する日本の洋画家である。


    福岡県小倉市に生まれるが、戦時中のため9歳の頃に大分県に疎開。その後高校2年生の頃から油絵を始め、県展で初入選を果たす。高校を卒業後は画家を志し上京。伊藤清永に師事。また、三輪孝主宰の阿佐ヶ谷洋画研究所で学ぶ。


    その後1954年の日展で初入選。以降日展を中心に活動する。また、1958年には白日会会員に推挙され、活動の場を広げる。1965年に結婚。以来、夫人をモデルにした美人画を描き続ける。1996年には日本芸術院賞を受賞。1998年に芸術院会員となる。その後も制作活動を続け、2002年に白日会会長に就任。2009年には日展理事長に就任するなど活躍を見せる。


    作品の多くは良江夫人をモデルとし、ヨーロッパの衣装をモチーフとしたものが多く、現在でも描き続けている。



    年表
    1935(昭和10)年 福岡県小倉市に生まれる
    1944(昭和19)年 大分県に疎開
    1950(昭和25)年 県展 初出品・初入選
    1953(昭和28)年 伊東清永に師事
    1954(昭和29)年 日展 入選
    1958(昭和33)年 白日展会員に推挙
    1965(昭和40)年 結婚
    1968(昭和43)年 大阪で初の個展を開催
    1969(昭和44)年 改組日展 特選受賞
    1972(昭和47)年 夫婦で欧州旅行
    1976(昭和51)年 渡仏 パリに滞在
    1980(昭和55)年 白日展 内閣総理大臣賞
    1982(昭和57)年 渡仏 パリに滞在
    1987(昭和62)年 日展会員
    1990(平成2)年 日展 日展会員賞受賞
    1996(平成8)年 日展 内閣総理大臣賞受章
    1998(平成10)年 日本芸術院賞受受章
                   日展理事
              日本芸術院会員
    1999(平成11)年 日展常務知事
    2001(平成13)年 日展事務局長
    2002(平成14)年 白日会会長
    2009(平成21)年 日展理事長

    中山忠彦の代表的な作品

    • 「椅子に座る」
    • 「黒扇」
    • 「華粧」

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