大藪雅孝おおやぶ　まさたか

大藪 雅孝(おおやぶ　まさたか、1937年-2016年)は、日本の洋画家。東京藝術大学名誉教授。
1937年に韓国ソウルに生まれる。1942年に一家で日本へ帰国。小学校・中学校時代は、実家のある香川県善通寺で過ごし、高校時代は丸亀で過ごす。


1960年に東京藝術大学美術学部工芸科を卒業。在学中に第22回新制作協会、第22回展に出品し、どちらも初入選を果たしている。卒業後の1964年に同校の助手として就任する。その後1990年に同校教授となる。


助手として後進の指導を行う一方で、展覧会への出品や、個展を開催。多数の賞を受賞する。


油絵を彷彿とさせる独自の日本画を制作。技法にこだわらず花鳥・静物・風景人物などを描く。対象にむかう真っ直ぐな姿勢が柔らかに作品に漂う。



年表
1937年　韓国ソウルに生まれる
1942年　帰国
1956年　東京藝術大学入学
1958年　第22回展 初入選
1962年　第6回シェル美術賞展入選 佳作賞受賞
1964年　東京藝術大学美術学部デザイン科助手
1978年　資生堂ギャラリーで個展を開催
1979年　第1回明日への具象展 招待出品
1982年　東京藝術大学美術学部デザイン科助教授
1989年　第6回横の会展 招待出品
1990年　東京藝術大学美術学部教授
1994年　「山水鳥話」大藪雅孝展開催
2004年　東京藝術大学退官
2010年　ロシアアートアカデミー会員　推挙
2012年　画業50周年展
2016年　死去