上杉景勝うえすぎ かげかつ

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    上杉 景勝(うえすぎ かげかつ、1555年-1623年)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将・大名。豊臣政権の五大老の一人。上杉謙信を家祖とする米沢上杉家2代目で、上杉宗家17代目。出羽米沢藩初代藩主。
    本姓、平氏。後に藤原氏・豊臣氏を経て藤原氏。桓武平氏の血を引く長尾氏の生まれ。叔父の上杉謙信の養子となり上杉氏となる。


    1555年に越後国魚沼郡上田庄の坂戸城下で、上田長尾家当主である長尾政景の次男として生まれる。その後叔父の上杉謙信の養子となり、思想や戦術の教育を受けながら育つ。元服後は名を「長尾顕景」とした。


    永禄9年(1656年)の関東出兵が初陣と言われている。天正3年(1575年)に名を「上杉景勝」に改めた。 その後も上田衆を率いて越中国の将・椎名康胤の取成や謙信旗本の吉江資堅の軍役を定めるなど、謙信政権下で重要な役割を担った。


    1578年に謙信が死去すると、御館の乱が勃発。それまで精強を誇っていた謙信時代の軍事力を著しく低下させた。


    その後慶長3年(1598年)8月に秀吉が死去すると景勝は徳川家康と対立。慶長6年(1601年)に出羽庄内・会津を没収され、30万石の米沢へ減移封。
    以降は領内の立て直しおよび米沢藩の藩政確立に尽力。江戸幕府との関係を徐々にだが着実に改善していく。


    慶長9年(1604年)に正室・菊姫が死去。同年5月には側室・桂岩院との間に嫡子・上杉定勝が生まれた。
    慶長19年(1614年)の大坂の陣では家康側の将として参陣した。鴫野の戦いではおよそ二倍の兵力差を覆し大功を上げ、活躍をみせた。


    元和9年(1623年)3月20日に米沢城で死去。享年69歳。

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