三木富雄みき とみお

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    三木 富雄(みき とみお1937(昭和12)年1月18日-1978(昭和53)年2月15日)は、昭和時代に活躍した日本の彫刻家である。東京都出身。人間の耳をモチーフとした作品を多数制作した。


    芸術家を志していた三木だが、父に反対される。その後父を説得し、理容師の資格を取得することを条件に芸術家の道へ進むことを許される。1953年東京衛生技術学校に入学するが、半年後に退学。その後中央美術学園通信教育部に入学。美術の基礎的な学習は少なく、ほぼ独学で技術を習得する。


    1958年、第10回読売アンデパンダン展に初出品。1963年に開催した個展では初めて「耳」シリーズを発表。以後、耳をモチーフにした作品を多数制作。三木は「私が耳を選んだのではなく、耳が私を選んだ」と述べ、アルミニウムや真鍮で鋳造された人間の耳を模倣。左耳を制作した。


    その後1971年に渡米。廃物のオブジェやコラージュをもとにした版画や写真を制作。国際的にも活躍を見せていたが、1978年に急死した。



    年表
    1937(昭和12)年 東京都で生まれる
    1953(昭和28)年 東京衛生技術学校に入学
              半年で退学
    1958(昭和33)年 櫟画廊で三木富雄・金子謙一二人展を開催
              第10回読売アンデバンダン展に出品
    1963(昭和38)年 内科画廊(東京・新橋)で個展を開催
    1964(昭和39)年 ヤングセブン展に出品
    1967(昭和42)年 パリ青年ビエンナーレ アンドレ・シュス夫人賞受賞
    1971(昭和46)年 渡米
    1978(昭和53)年 心臓麻痺のため死去

    三木富雄の代表的な作品

    • 「バラの耳」

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