梁啓超の買取
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梁啓超(りょう けいちょう、1873-1929年)は、中国の清末~民国初期の啓蒙思想家、ジャーナリスト、政治家、歴史家である。字は卓如、号は任公、飲冰室主人など。
1873年1月26日広東省新会県に生まれる。1887年に広東屈指の書院であった学海堂で学び、戴震・段玉裁・王念孫などの訓詁・名物・制度についての考証学を修めた。1889年には広東郷試に合格し挙人となった。翌年には康有為に師事し、変法自強運動に参加。1896年、黄遵憲に招かれ上海で旬刊の雑誌「時務報」の主筆として活動をはじめたが発行禁止となる。翌年には譚嗣同・黄遵憲・熊希齢らが長沙に設立した時務学堂の主講となり、毎日4時間教え学生の剳記を批評し、「民権論」を広めた。
1898年、戊戌の変法が始まると康有為を助け活躍したが、政変により弾圧され、康有為とともに日本に亡命。志賀重昂や犬養毅、柏原文太郎、高田早苗らと交流し、横浜中華街に住居を構える。
亡命期間は日本語を学び、西洋の新しい思想を学ぶ。「清議報」続いて「新民叢報」を編集し、立憲保皇の立場をとり、民主革命派からは批判された。しかし、ヨーロッパのブルジョア的な社会・政治・経済学説を紹介し、当時の知識階級にかなり大きな影響を与えた。日本では、吉田松陰に因んで「吉田晋」の筆名を用いた。また、孫文派との協力関係を模索するが失敗に終わる。
日本で14年間の亡命生活を経て、辛亥革命の翌年である1912年(民国元年)に帰国。帰国後は立憲党を基盤に進歩党を組織し、袁世凱を擁護し袁政府の司法総長となった。その後、段祺瑞内閣のもとで財務総長となり、西原借款にも関係している。しかしわずか4か月で崩壊。
その後は、ヴェルサイユ全権大使の顧問や、清華大学教授、北京図書館の館長を務めた。影響力を強めつつあったマルクス主義に対して、中国には階級的な社会構造が存在しないことや、共産主義の理念は外来の理論ではなく中国の伝統の中にも求めるべきであるなどの理由で批判的であった。
1929年(民国18年)1月19日、北京にて逝去。
年表
1873年 広東省新会県生まれる
1887年 考証学を修める
1889年 科挙に合格
1890年 康有為に師事
1891年 李蕙仙と結婚
1898年 戊戌政変により日本に亡命
1912年 帰国
1923年 清華大学教授
北京図書館の館長
1929年 56歳で逝去
1873年1月26日広東省新会県に生まれる。1887年に広東屈指の書院であった学海堂で学び、戴震・段玉裁・王念孫などの訓詁・名物・制度についての考証学を修めた。1889年には広東郷試に合格し挙人となった。翌年には康有為に師事し、変法自強運動に参加。1896年、黄遵憲に招かれ上海で旬刊の雑誌「時務報」の主筆として活動をはじめたが発行禁止となる。翌年には譚嗣同・黄遵憲・熊希齢らが長沙に設立した時務学堂の主講となり、毎日4時間教え学生の剳記を批評し、「民権論」を広めた。
1898年、戊戌の変法が始まると康有為を助け活躍したが、政変により弾圧され、康有為とともに日本に亡命。志賀重昂や犬養毅、柏原文太郎、高田早苗らと交流し、横浜中華街に住居を構える。
亡命期間は日本語を学び、西洋の新しい思想を学ぶ。「清議報」続いて「新民叢報」を編集し、立憲保皇の立場をとり、民主革命派からは批判された。しかし、ヨーロッパのブルジョア的な社会・政治・経済学説を紹介し、当時の知識階級にかなり大きな影響を与えた。日本では、吉田松陰に因んで「吉田晋」の筆名を用いた。また、孫文派との協力関係を模索するが失敗に終わる。
日本で14年間の亡命生活を経て、辛亥革命の翌年である1912年(民国元年)に帰国。帰国後は立憲党を基盤に進歩党を組織し、袁世凱を擁護し袁政府の司法総長となった。その後、段祺瑞内閣のもとで財務総長となり、西原借款にも関係している。しかしわずか4か月で崩壊。
その後は、ヴェルサイユ全権大使の顧問や、清華大学教授、北京図書館の館長を務めた。影響力を強めつつあったマルクス主義に対して、中国には階級的な社会構造が存在しないことや、共産主義の理念は外来の理論ではなく中国の伝統の中にも求めるべきであるなどの理由で批判的であった。
1929年(民国18年)1月19日、北京にて逝去。
年表
1873年 広東省新会県生まれる
1887年 考証学を修める
1889年 科挙に合格
1890年 康有為に師事
1891年 李蕙仙と結婚
1898年 戊戌政変により日本に亡命
1912年 帰国
1923年 清華大学教授
北京図書館の館長
1929年 56歳で逝去
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