李可染りかせん

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    李可染 李可染(りかせん、1907年-1989年)は、近代中国の書画家である。中国江蘇省徐州市生まれた。
    幼い頃から山水画を学ぶ。書や音楽にも優れた才能を見せていた。13歳で銭松齢に入門。四王(王時敏、王鑑、王翬、王原祁)の山水画を学ぶ。
    その後上海美術専科学校で技術を学び、1925年に国立西湖芸術院研究生となり、林風眠に指導を受け、素描と油画を学ぶ。1940年に重慶に移ってからは、徐悲鴻、郭沫若、老舎に学ぶ。
    1946年には、徐悲鴻に招かれ北京国立芸術専科学校教授となる。指導に尽力する。一方で、齊白石に10年間師事していた。また、中央美術学院教授や中国画研究員院長、中国美術家協会副主席、中国文連委員、中国政治協商会議委員を歴任していた。
    現代中国山水画の第一人者として知られている。独特な発想や構図、そして堂々とした雰囲気や奥深い遠景を有する作品が特徴的。写意人物画、牧牛も多い。
    徐州に李可染芸術陳列館がある。

    年表
    1907年 中国江蘇省徐州市生まれる
    1920年 銭食芝に師事
    1923年 美術専門学校に入学
    1925年 国立西湖芸術院研究生となる
    1931年 習作展を開催
    1932年 始めての個展を開催
    1946年 北京国立芸術専科学校教授
    1948年 北京で二度目の個展を開催
    1950年 中央美術大学中国画の助教授に就任
    1957年 ドイツへ行く
    1973年 『树梢百重泉』を総理大臣に贈呈
    1978年 全国政治協商会議の委員
    1979年 中国美術家協会の副主席に就任
    1981年 中国画研究院の院長に就任
    1983年 日本の東京・大阪で展覧会を開催
    1984年 全国美術展の栄誉賞を受賞
    1986年 李可染中国画展を開催
    1987年 日本で共同絵画展を開催
    1989年 逝去

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